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シルバーマーモセットは、南米アマゾン地域に生息するオマキザル科・マーモセット亜科・Mico属の小型霊長類です。学名はMico argentatus、英名はSilvery Marmosetです。以前は Callithrix argentata として扱われていましたが、現在はMico属に分類されています。
名前の通り、最大の特徴は銀白色から銀灰色に見える体毛。さらに、体とは対照的な暗褐色〜黒色の長い尾、毛の生えていないピンク色〜黄褐色の耳と顔を持っています。
名称:シルバーマーモセット
英名:Silvery Marmoset
学名:Mico argentatus
分類:哺乳類・霊長目・オマキザル科・マーモセット亜科・Mico属
生息域:南米アマゾン地域
主な分布:ブラジル北部・中部、ボリビア東部
体長:約20〜22cm
尾長:約26〜33cm
体重:約300〜450g
体色:銀白色〜銀灰色
尾:暗褐色〜黒色
顔:毛のないピンク色〜黄褐色
耳:毛がなく、外側へ張り出すような形
食べ物:果実、昆虫、樹液、樹脂など
特徴:銀色の体、暗色の尾、裸の耳、鋭い爪
生活:昼行性・樹上性
保全状況:低懸念(LC)
シルバーマーモセットを見分ける最大のポイントは、全身を覆う銀白色〜銀灰色の毛です。
光が当たると体毛が銀色に輝いて見え、ほかのマーモセットとは違った独特の印象を与えます。
資料では、銀灰色の体と暗色の尾の組み合わせが本種の特徴として挙げられています。
銀色の体に対して、尾は非常に濃い色をしています。
暗褐色から黒色の長い尾が体の後ろへ伸びるため、銀色の体とのコントラストがはっきりしています。
尾の長さは30cm前後になることがあり、体長よりも長くなります。
シルバーマーモセットの顔で特に目立つのが、毛の生えていない耳です。
耳はピンク色〜黄褐色、あるいは茶色がかった色合いをしており、銀色の毛の中から外側へ張り出すように見えます。
顔にも毛が少なく、ピンク色〜黄褐色の皮膚が見えます。
銀白色の体毛と裸の顔のコントラストによって、マーモセットらしい小さく愛らしい顔つきになります。
シルバーマーモセットは非常に小型の霊長類です。
頭胴長はおよそ20〜22cmほどで、尾を含めても40〜50cm程度。
体重はおよそ300〜450gほどです。
長い尾は、樹上で移動するときに重要です。
枝から枝へ移動したり、細い枝の上で姿勢を保ったりするときに、尾を使って体のバランスを調整します。
シルバーマーモセットを含むマーモセット類には、指先の鉤爪状の爪があります。
この爪を木の幹や枝に引っ掛けることで、樹上をしっかり移動できます。
シルバーマーモセットは樹上性の動物です。
細い枝だけでなく、木の幹にも鋭い爪を使ってしっかりとつかまりながら移動します。
シルバーマーモセットは昼行性です。
日中に樹上を移動しながら食べ物を探し、夜になると木の洞や密集した植物などを寝場所として利用します。
シルバーマーモセットの食生活で興味深いのが、樹液や樹脂を利用することです。
鋭い歯を使って木の樹皮に傷をつけ、そこから出てくる樹液などを食べます。
これはマーモセット類に広く見られる特徴的な食性です。
樹液だけではありません。
シルバーマーモセットは、果実も食べます。
小さな体で樹冠を移動しながら、熟した果実を探します。
さらに、昆虫などの小さな動物性食物も利用します。
果実や樹液と合わせて、さまざまな食物から栄養を得ています。
シルバーマーモセットは、南米のアマゾン地域に分布しています。
現在の分布情報では、ブラジル北部〜中部やボリビア東部などが生息域として挙げられています。
シルバーマーモセットは熱帯雨林だけでなく、乾燥林や季節的に冠水する森林、河川沿いの森林など、さまざまな森林環境を利用します。
標高900m程度までの環境で生息することが知られています。
シルバーマーモセットは、単独ではなく小さな集団で生活します。
仲間と行動しながら食べ物を探し、鳴き声などによってコミュニケーションを取ります。
マーモセット類では、臭腺を利用したマーキングが重要なコミュニケーション手段となっています。
シルバーマーモセットも胸部や生殖器周辺の臭腺を利用して匂いを残します。
小さな体からは想像できないほど、さまざまな鳴き声を発します。
仲間の位置を確認したり、警戒を知らせたり、集団内でコミュニケーションを取るために声を利用します。
夜になると、木の洞や植物が密集した場所などを寝場所として利用します。
昼間に活動して夜に休むという生活リズムを持っています。
シルバーマーモセットは、分布域の一部でタマリン類と混群を作ることがあります。
異なる種類の小型霊長類が同じ森林の中で一緒に行動することで、捕食者への警戒などに利点がある可能性があります。
シルバーマーモセットは、以前はCallithrix属に分類されていました。
現在はアマゾン地域のマーモセットを分類するMico属に移され、Mico argentatusが現在の学名として広く使われています。
シルバーマーモセットを見分ける際には、
などが重要なポイントです。
特に、銀色の体と暗い尾の強いコントラストは非常に印象的です。
シルバーマーモセットは、現在**IUCNレッドリストで低懸念(LC)**とされています。
ただし、アマゾン地域では森林伐採や農地開発などによる環境変化が続いているため、生息地の保全は重要です。
シルバーマーモセットは、南米アマゾンの森林に暮らす小型のマーモセットです。
最大の特徴は、名前の由来にもなっている銀白色〜銀灰色の体毛。
そこに、暗褐色〜黒色の長い尾、毛のない耳、毛の少ない顔、鋭い鉤爪状の爪が組み合わさります。
樹上を素早く移動しながら、果実、昆虫、樹液や樹脂などを食べて生活しています。
銀色に輝く小さな体と黒い長い尾を揺らし、鋭い爪でアマゾンの木々を自在に移動する――シルバーマーモセットは、南米の熱帯林に暮らす、小さくても個性の際立ったマーモセットです。