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ジャイアント・オールフィッシュは、世界各地の熱帯・温帯海域に生息するリュウグウノツカイ科・リュウグウノツカイ属の大型海水魚です。
学名はRegalecus glesne、英名はGiant oarfish。日本では一般にリュウグウノツカイとして知られています。FishBaseでは最大8m、最大記録重量272kgとされています。
銀色に輝く非常に細長い体と、体のほぼ全長に沿って伸びる赤い背びれが特徴。深海では体を縦に立てるような姿勢で泳ぐことも確認されています。
名前:ジャイアント・オールフィッシュ
日本名:リュウグウノツカイ
学名:Regalecus glesne
英名:Giant oarfish
分類:アカマンボウ目・リュウグウノツカイ科・リュウグウノツカイ属
生息地:世界各地の熱帯・温帯の海
生息水深:20〜1000m、通常は20〜200mとされる
最大サイズ:約8m
最大重量:約272kg
食性:オキアミなどの動物プランクトン、小魚、イカなど
特徴:銀色の細長い体、全長に近い赤い背びれ、長い腹びれ
特技:体を縦に立てるようにして泳ぐ
状態:現存種・IUCN「低懸念(LC)」
ジャイアント・オールフィッシュを見て最も驚くのが、その極端に細長い体です。
確認されている最大サイズは約8m。世界で最も長い硬骨魚として知られています。一般的な大型魚とは違い、細長いリボンのような体型をしています。
もうひとつの大きな特徴が、頭の後ろから体の後方まで伸びる非常に長い背びれです。
背びれは鮮やかな赤色や紅色を帯び、特に頭部付近では複数のひれ条が長く伸びて特徴的な冠のように見えることがあります。
体は金属光沢のある銀色から銀青色で、青い筋や黒っぽい斑点・波状模様が入ります。
この銀色の体と赤いひれの組み合わせが、深海魚とは思えないほど幻想的な姿を作り出しています。
ジャイアント・オールフィッシュは、体を横にして普通の魚のように泳ぐだけではありません。
深海では頭を上にした垂直姿勢になることがあり、長い背びれを波打たせながらゆっくり進む姿が観察されています。
この姿勢は、上方から差し込むわずかな光を背景に獲物のシルエットを捉えるための採餌姿勢ではないかと考えられています。
巨大な体からは想像しにくいですが、主な餌はオキアミなどの小さな甲殻類です。
口を大きく開いて海水ごと取り込み、長い鰓耙で餌をこし取るようにして食べるとされています。小魚やイカなども食べることがあります。
非常に興味深い特徴として、体の後方を自ら切り離す自切が知られています。
尾の一部を失っても生存することがあり、1.5mを超える個体では自切した痕跡が見られることが多いとされています。失われた部分は再生しません。
リュウグウノツカイは、海岸に打ち上げられた姿がニュースになることがあります。
普段は海中で暮らしているため、生きた状態で人間が目にする機会は非常に少なく、浅瀬や海面付近で発見される個体は、病気や負傷などの可能性もあります。
ジャイアント・オールフィッシュは、北大西洋から地中海、インド洋、太平洋など、世界の広い海域に分布しています。
熱帯・亜熱帯だけでなく温帯域にも生息する、非常に広い分布域を持つ魚です。
ジャイアント・オールフィッシュは、全長8mにもなる細長い銀色の体と、全身に伸びる赤い背びれを持つ巨大な海水魚です。
深海では頭を上にした姿勢で泳ぎ、長い背びれを波打たせながらオキアミなどの小さな生物を捕食します。
海岸に打ち上げられた姿がたびたび話題になりますが、本来は人の目がほとんど届かない海中を漂う神秘的な魚です。
銀色のリボンのような巨体を海中に漂わせ、赤いひれを揺らしながら深海を進む――ジャイアント・オールフィッシュは、まさに“海の竜”を思わせる巨大魚です。