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約70万年前から約1万年前まで、ユーラシアから北アメリカへ広がる広大な草原には、現代のバイソンよりも大きな体を持つ巨大な野牛が暮らしていました。
それがステップバイソンです。
ケナガマンモスやホラアナライオンと同じ氷河期を生きた代表的な大型哺乳類であり、巨大な肩の筋肉と長く湾曲した角を武器に厳しい自然を生き抜きました。
現代のアメリカバイソンやヨーロッパバイソンの祖先に近い存在としても知られています。
名前:ステップバイソン
学名:Bison priscus
分類:偶蹄目 ウシ科
生息地:ユーラシア・北アメリカのツンドラ・ステップ地帯
全長/大きさ:約2.5〜3.5m
体重:約900kg〜2トン
食性:草食性
寿命:約20〜25年(推定)
天敵:ホラアナライオン、オオカミ、人類
特徴:巨大な肩と長く湾曲した角
特技:群れで外敵から身を守る
人との関係:旧石器時代の人類に狩猟され、洞窟壁画にも描かれた
状態:絶滅種
ステップバイソン最大の特徴は、現代のバイソンを上回る巨大な体格です。
盛り上がった肩には強力な筋肉が発達し、左右へ大きく広がる長い角を備えていました。
この体格によって、氷河期最大級の草食動物として圧倒的な存在感を放っていました。
広大なツンドラや草原で大きな群れを作って生活していました。
イネ科植物を中心に食べながら季節ごとに長距離を移動し、豊かな草地を求めて旅を続けていました。
群れで暮らすことで、肉食動物から身を守っていたと考えられています。
長く湾曲した角は、オス同士の力比べだけでなく、ホラアナライオンやオオカミなどの捕食者から身を守る武器でもありました。
群れ全体で角を外側へ向けて立ち向かうことで、捕食者を威嚇していた可能性があります。
ステップバイソンはマンモスステップと呼ばれる広大な草原の代表的な大型草食動物でした。
草を食べながら移動することで植生を維持し、多くの動物たちが暮らせる環境づくりにも貢献していました。
旧石器時代の人類はステップバイソンを重要な狩猟対象としていました。
肉は食料に、皮は衣服に、骨や角は道具として利用され、人々の生活を支えていました。
フランスのラスコー洞窟やスペインのアルタミラ洞窟には、力強い姿が壁画として残されています。
約1万年前、氷河期の終わりによって草原が森林へ変化し、餌となる植物が減少しました。
さらに人類による狩猟圧も重なり、多くの個体群が姿を消しました。
その後、一部の系統が進化し、現在のアメリカバイソンやヨーロッパバイソンへとつながったと考えられています。
シベリアの永久凍土からは保存状態の良いステップバイソンの化石やDNAが発見されています。
遺伝子解析によって、現代のバイソンとの進化のつながりが次第に明らかになっています。
巨大な肩。
長く力強い角。
そして広大な草原を埋め尽くす群れ。
ステップバイソンは、ケナガマンモスと並んで氷河期を代表する巨大草食動物だったのです。
ステップバイソンは氷河期のユーラシアと北アメリカに生息していた大型の野牛です。
現代のバイソンを上回る巨体と長い角を持ち、広大な草原を群れで移動しながら暮らしていました。
その姿は洞窟壁画にも描かれ、人類と共に氷河期を生きた代表的な動物として知られています。
ステップバイソンは、氷河期の大草原を支配した巨大な野牛の王者なのです。