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青森県弘前市にある弘前城は、弘前公園の中心に位置する東北を代表する名城です。
現在の天守は江戸時代の1810年に築かれた三層の天守で、江戸時代に建築され現在まで残る天守としては東北地方唯一。全国の「現存十二天守」の一つにも数えられています。
春には約2,600本ともいわれる桜が咲き誇り、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季によってまったく違う表情を見せる城です。
名称: 弘前城
所在地: 青森県弘前市
築城: 1611年
現在の天守: 1810年築
天守: 三層
現存十二天守: その一つ
特徴: 東北唯一の現存天守、桜の名所
城主: 津軽氏
現在: 弘前公園として整備
弘前城の最大の特徴は、東北地方で唯一、江戸時代から現存する天守であることです。
現在の天守は、もともとの天守とは少し違った歴史を持っています。
弘前城が築かれた当初は五層の大天守がありましたが、1627年に落雷によって焼失。
その後、長らく天守を持たない状態が続き、1810年に現在の三層の天守が築かれました。
つまり現在の弘前城天守は、一度失われた天守の代わりとして江戸時代後期に築かれた建物なのです。
1611年に弘前城が完成した当時、本丸西南隅には五層の大天守が築かれていました。
ところが築城からわずか16年後の1627年、天守に落雷。
火災によって大天守は焼失してしまいます。
現在残る三層天守とは、まったく違う巨大な姿だったと考えられています。
その後、約200年にわたって天守がない状態が続きました。
そして1810年、津軽藩9代藩主・津軽寧親の時代に、現在の三層の天守が築かれました。
ただし当時は正式な「天守」ではなく、**「御三階櫓(ごさんかいやぐら)」**と呼ばれていたとされています。
江戸時代に五層以上の天守を新たに築くことが厳しく制限されていたため、櫓を新造するという形を取ったと考えられています。
弘前城は、津軽地方を統一した津軽為信によって築城が計画されました。
為信の死後、二代藩主・津軽信枚が築城を再開。
そして1611年、弘前城が完成しました。
以後、弘前城は津軽氏の居城として江戸時代を通じて地域の政治・文化の中心となりました。
現在の弘前公園も、かつての弘前藩の居城だった場所です。
弘前城は現在、弘前公園として整備されています。
園内には天守だけでなく、
城門
櫓
石垣
堀
など、城郭を感じさせる多くの遺構が残っています。
天守だけを見るのではなく、公園を歩きながら城全体を眺めるのがおすすめです。
弘前城を全国的に有名にしているものの一つが、桜です。
春の弘前公園では桜が一斉に咲き、城門や濠、石垣、天守と桜が織りなす美しい景観を見ることができます。
特に、
桜+弘前城+水堀
という組み合わせは、青森を代表する春の風景です。
弘前公園では、堀の水面に桜や城の姿が映り込む景観も魅力。
満開の桜が水面を覆うように咲き、背景に弘前城の天守が見える光景は非常に幻想的です。
春の弘前城は、**「城を見る」というより「城と桜が作る風景を見る」**という楽しみ方が似合います。
春だけではありません。
秋になると弘前公園の木々が色づき、天守や城門と紅葉の組み合わせを楽しめます。
赤や黄色に染まった木々。
白い壁。
黒い屋根瓦。
そして歴史ある石垣。
桜とは違った、落ち着いた美しさが広がります。
弘前公園では秋の紅葉まつりも開催されています。
青森といえば、やはり雪。
冬になると弘前公園も雪に覆われ、天守や城門が白銀の世界に浮かび上がります。
さらに冬には弘前城雪燈籠まつりが開催され、雪と光による幻想的な景観を楽しめます。
春の桜とは正反対の、
雪+城+夜の灯り
という美しい風景も弘前城の魅力です。
弘前城には、全国の城でも非常に珍しい歴史があります。
それが**天守の曳屋(ひきや)**です。
本丸の石垣を修理するため、2015年に天守を約70m以上移動させました。
つまり、
城を壊さずに、そのまま動かした
のです。
現在の弘前城を語るうえで欠かせない、非常に珍しい保存修理です。
そして2026年、弘前城では歴史的な出来事が予定されています。
2015年に本丸中央付近へ移動した天守を、元の天守台へ戻す**「曳戻し」**が行われています。弘前市によると、2026年7月から開始し、11月中旬ごろの完了が計画されています。
約10年間、通常とは違う場所にあった天守が、再び本来の位置へ戻るという非常に珍しいタイミングです。
2026年は、弘前城にとって特別な年。
天守の曳戻し工事は公開型で行われており、工事中の様子を展望デッキなどから見ることもできます。
一方、天守内部の一般公開は2025年11月24日から長期休止となっており、現時点では内部を見学できません。保存修理工事は2032年度までの予定です。
その意味でも、2026年の弘前城は「歴史が動いている瞬間」を見られる特別な年といえます。
弘前城を訪れたら、もう一つ注目したいのが岩木山。
弘前の街から見える美しい山で、津軽地方を象徴する存在です。
弘前城と岩木山を組み合わせると、
城+城下町+津軽の山
という青森らしい風景になります。
弘前公園には天守以外にも、江戸時代の城郭を感じられる建築物が残されています。
門をくぐり、濠を渡り、石垣を眺めながら歩くと、かつての弘前城がどのような場所だったのかを想像できます。
天守だけでなく、城郭全体を一つの歴史的景観として楽しめる場所です。
弘前城を映像にするなら、季節によってテーマを変えるのがおすすめ。
満開の桜
↓
桜並木
↓
水堀
↓
桜の向こうに弘前城天守
という構図。
紅葉した木々
↓
石垣
↓
白壁の天守
↓
青空
という構図。
雪に覆われた弘前公園
↓
雪灯籠
↓
雪化粧した城門
↓
ライトアップされた弘前城
という流れもかなり映えます。
今年の弘前城なら、通常の城紹介だけでなく、
「100年に一度ともいわれる大規模修理」
という切り口も面白いです。
天守を移動させる「曳屋」から、元の場所へ戻す「曳戻し」へ。
歴史的建造物を未来へ残すために、実際に城が動く。
これはアース46の映像テーマとしてかなり強いネタです。
弘前城は、青森県弘前市の弘前公園に残る、東北地方唯一の現存天守です。
1611年に弘前城が完成し、現在の三層天守は1810年に築かれました。江戸時代以前に築かれた現存十二天守の一つとして、東北を代表する歴史的建造物となっています。
春には桜、夏には緑、秋には紅葉、冬には雪と雪燈籠。
そして2026年は、約10年間にわたって本丸内を移動していた天守が元の位置へ戻る**「曳戻し」**が行われる歴史的な年です。
桜の名所として知られる一方、落雷による天守焼失、約200年後の再建、そして現代の天守曳屋・曳戻しまで、激動の歴史を持つ弘前城。四季折々の美しい景観と、今まさに動いている城の歴史を同時に感じられる、青森を代表する名城です。