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イダテントビウオは、世界の暖海域や黒潮の影響を受ける海域に生息するトビウオ科・イダテントビウオ属の海水魚です。
学名はExocoetus volitans、英名はTropical two-wing flyingfish。
小型のトビウオで、細長くずんぐりした体と大きく発達した胸びれが特徴です。水面近くを泳ぎ、危険を感じたり追われたりすると水面から飛び出し、胸びれを広げて海上を滑空することがあります。
名前:イダテントビウオ
学名:Exocoetus volitans
英名:Tropical two-wing flyingfish
分類:ダツ目 トビウオ科 イダテントビウオ属
生息地:世界の暖海域、黒潮の影響を受ける海域
全長/大きさ:約21cm前後
食性:海洋の小型生物など
特徴:大きな胸びれ、短い腹びれ、細かな鱗
特技:水面から飛び出して滑空する
人との関係:地域によって食用にされる
状態:現存種
イダテントビウオは、日本では常磐沖や房総半島沖、伊豆諸島から琉球列島にかけての黒潮海域などで確認されています。
イダテントビウオ最大の特徴は、体に対して大きく発達した胸びれです。
水中では通常の魚のひれとして使われますが、水面から飛び出した後には左右へ大きく広げ、空中を滑空するために利用します。
その姿は、まるで魚が海の上を飛んでいるように見えます。
トビウオは鳥のように羽ばたいて空を飛ぶわけではありません。
まず尾びれを使って水中で勢いをつけ、水面から飛び出します。
その後、大きな胸びれを広げて空気を受けながら海面近くを滑るように進みます。
この独特の移動方法によって、海中の捕食者から素早く距離を取ることができます。
イダテントビウオは、ほかのトビウオ類と比べても腹びれが極端に短いことが特徴です。
東京都の調査資料でも、この特徴から「2枚羽のトビウオ」と呼ばれる仲間として紹介されています。
大きく発達した胸びれと短い腹びれの組み合わせが、独特のシルエットを作っています。
イダテントビウオは、海の表層を利用する魚です。
黒潮などの暖かい海流に乗る海域でも見られ、水面近くを泳ぎながら生活しています。
日本周辺では房総半島沖や伊豆諸島、琉球列島などでも確認されています。
日本近海では、黒潮の影響を受ける暖かな海域で見られることがあります。
特に外洋性の魚で、海岸近くの浅い場所だけでなく、広い海を利用して生活しています。
イダテントビウオは、一般的なトビウオのイメージよりもややずんぐりした体型をしています。
鱗は比較的大きく、体に対して胸びれが大きく発達しています。
「イダテン」という名前は、非常に速く走ることで知られる韋駄天に由来すると考えられています。
水中を素早く泳ぎ、さらに海面から飛び出して滑空する姿は、まさに名前にふさわしい魚です。
イダテントビウオは、地域によって食用として利用されています。
市場魚貝類図鑑では沖縄県などを産地として挙げ、唐揚げや塩焼きなどの食べ方が紹介されています。
イダテントビウオは、大きな胸びれを使って海面を滑空する、暖かな海の小型トビウオです。
黒潮の影響を受ける海域などを泳ぎ、危険を感じると水面から飛び出して海の上を滑るように移動します。
短い腹びれと発達した胸びれという特徴的な体つきも、ほかの魚とは違う魅力です。
水中を素早く泳ぎ、海面から飛び出して風を受ける――イダテントビウオは、海を駆ける“韋駄天”の名にふさわしい小さな飛翔魚です。