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群馬県渋川市の伊香保温泉にある**「大正ロマンの森・竹久夢二伊香保記念館」**は、大正時代を代表する画家・竹久夢二の作品と、当時の文化を楽しめる美術館です。
緑豊かな敷地には、レトロな洋館や蔵造りの建物、日本庭園などが点在し、まるで大正時代にタイムスリップしたような雰囲気が広がっています。
館内には、夢二が描いた美人画や風景画、雑誌の挿絵、デザイン作品など、さまざまな芸術作品を展示。
さらに、大正時代のアンティークオルゴールやピアノの音色を楽しめることも魅力です。
2026年には開館45周年を迎え、竹久夢二の美人画を紹介する企画展なども開催されています。
伊香保温泉の観光とあわせて、日本の近代芸術と大正ロマンの世界を体感できる文化スポットです。
名称:竹久夢二伊香保記念館(大正ロマンの森) 読み方:たけひさゆめじいかほきねんかん 所在地:群馬県渋川市伊香保町伊香保544-119 開館年:1981年(昭和56年) 開館時間:9:00〜17:00 最終入館:16:00 休館日:年中無休(臨時休館あり) 入館料金:大人2,000円(本館普通券) 共通券:大人2,500円(本館・新館義山楼1階) 子ども料金:中学生以下無料(保護者同伴) 主な施設:大正ロマンの館・夢二黒船館・義山楼 主な展示:美人画・風景画・版画・挿絵・デザイン作品 収蔵資料:1万6,000点以上 主な体験:美術鑑賞・アンティークオルゴール演奏・日本の古いガラス鑑賞 代表作品:黒船屋・榛名山賦など 最寄りバス停:見晴下 アクセス:JR渋川駅から伊香保温泉行きバスで約25分 駐車場:あり 問い合わせ:0279-72-4788 特徴:竹久夢二の芸術と大正時代の文化を五感で楽しめる美術館
竹久夢二伊香保記念館最大の特徴は、美術作品の展示だけでなく、建物や調度品、音楽、庭園を通して大正ロマンの世界を体感できることです。
敷地内には、大正時代の雰囲気を再現した複数の建物が点在しています。
館内にはアンティークの家具や照明器具などが置かれ、夢二が活躍した時代の空気を感じられます。
絵画だけでなく、建築や音楽、伝統工芸などを通して大正時代の文化を楽しめることが、この記念館ならではの魅力です。
竹久夢二(1884〜1934年)は、岡山県生まれの画家・詩人・デザイナーです。
明治時代末期から昭和初期にかけて活躍し、独特の美人画や挿絵で人気を集めました。
細身の女性が物憂げな表情を浮かべる作品は、**「夢二式美人」**と呼ばれています。
夢二は絵画だけでなく、雑誌の表紙や本の装丁、日用品のデザイン、詩なども手がけました。
芸術を特別なものではなく、人々の日常生活と結びつけようとしたことも大きな特徴です。
その独創的な表現は、現在も大正ロマンを象徴する芸術として親しまれています。
本館の「大正ロマンの館」は、1981年の開館当初から記念館の歴史を支えてきた建物です。
白壁やなまこ壁を取り入れた蔵造りの外観が特徴で、どこか懐かしい日本の風景を感じさせます。
夢二が挿絵の中で蔵をよく描いていたことから、建物にも蔵の意匠が取り入れられました。
館内では、美人画や風景画、挿絵、デザイン作品など、幅広いジャンルの作品を紹介しています。
夢二の芸術を身近に感じられる、落ち着いた展示空間です。
「夢二黒船館」は、竹久夢二の代表作「黒船屋」が寄贈されたことを記念して建てられた施設です。
洋風の外観と日本の伝統的な建築技法を組み合わせた、和洋折衷の建物となっています。
館内には、アンティークの照明器具や家具などが置かれています。
外から差し込む自然光を生かした空間は、季節や時間帯によって表情を変えます。
建物そのものが、大正ロマンの美意識を感じさせる芸術空間となっています。
夢二黒船館の1階にある夢二ホールでは、アンティークオルゴールなどの演奏を楽しめます。
大正時代に製造されたピアノや、100年以上前のオルゴールなど、歴史ある楽器が紹介されています。
スタインウェイやベーゼンドルファーといった名門ピアノメーカーの楽器も収蔵されています。
懐かしく美しい音色は、竹久夢二が生きた時代の雰囲気を感じさせます。
※イベント開催時など、オルゴール演奏が中止される場合があります。
新館「義山楼(ぎやまんろう)」は、日本の古いガラス工芸を紹介する施設です。
館内には、江戸時代から明治・大正時代にかけて作られた美しい和ガラスが展示されています。
繊細な模様や透明感のあるガラス製品は、日本の職人たちが培ってきた技術を伝えています。
1階は明治・大正期のガラスを中心に案内制で公開され、2階の江戸時代のガラス展示は予約制の特別コースで鑑賞できます。
夢二の絵画とは異なる視点から、日本の近代文化や工芸の美しさを楽しめる施設です。
竹久夢二の代表作として知られるのが、1919年に制作された「黒船屋」です。
黒猫を抱いた女性を描いた作品で、独特の表情と繊細な色彩が印象的です。
夢二式美人の魅力を象徴する作品として高く評価されています。
竹久夢二伊香保記念館では、この作品を大切に収蔵してきました。
2026年は開館45周年を記念して5月23日から31日まで特別公開されました。
なお、2026年秋からは巡回展に出品されており、10月23日からは東京で開催される「竹久夢二 時代を創る表現者」に出展されます。
そのため、伊香保記念館で常時鑑賞できる作品ではありません。
2026年9月19日(土)から2027年3月31日(水)までは、**企画展「夢二・麗しの様式美」**が開催されています。
竹久夢二が描いた美人画を中心に、掛け軸や素描、雑誌の挿絵などを紹介する展覧会です。
夢二の女性像に見られる独特の視線や横顔、手足の表現などに注目し、その芸術的な魅力を紹介します。
さらに、2026年11月1日(日)から2027年3月31日(水)までは、開館45周年特別企画「夢二、まなざしの起点―写真が語る創作の原風景―」も開催予定です。
夢二が残した写真を通して、作品制作の背景や当時の暮らしに触れられます。
記念館の建物が点在する「大正ロマンの森」は、自然豊かな散策空間です。
庭園には木々や山野草があり、季節ごとに異なる景色を楽しめます。
春には新緑、夏には木陰、秋には色づく木々など、伊香保の自然が建物の美しさを引き立てます。
洋風建築と日本庭園が調和する風景は、夢二が愛した自然と芸術の世界を感じさせます。
美術鑑賞の合間に敷地内を歩くことで、ゆったりとした時間を過ごせます。
竹久夢二が伊香保を知ったきっかけは、1911年に届いた一通の手紙でした。
手紙を書いたのは、伊香保に住んでいた当時12歳の少女・加藤ミドリさんです。
夢二は少女の手紙に丁寧な返事を送りました。
その後、1919年に初めて伊香保・榛名の地を訪れ、豊かな自然に魅了されます。
1930年には「榛名山美術研究所」の構想を発表し、榛名湖畔にアトリエを完成させました。
伊香保は夢二にとって、単なる観光地ではなく、芸術への理想を抱いた特別な場所だったのです。
竹久夢二伊香保記念館は、伊香保温泉観光と組み合わせて訪れるのもおすすめです。
伊香保温泉は、群馬県を代表する歴史ある温泉地です。
温泉街には石段街や土産物店、飲食店などがあり、昔ながらの温泉情緒を楽しめます。
記念館で大正ロマンの芸術に触れた後、温泉街を散策することで、歴史と文化の両方を楽しめます。
竹久夢二伊香保記念館は、群馬県渋川市伊香保町伊香保544-119にあります。
公共交通機関を利用する場合は、JR渋川駅から伊香保温泉行きのバスに乗車し、「見晴下」バス停で下車します。
バスの所要時間は約25分で、バス停から記念館までは徒歩すぐです。
車の場合は、関越自動車道「渋川伊香保IC」から約20分です。
駐車場も用意されています。
大正ロマンの森・竹久夢二伊香保記念館は、群馬県渋川市の伊香保温泉にある美術館です。
大正時代を代表する画家・竹久夢二の作品を中心に、美人画やデザイン作品、アンティークオルゴール、日本のガラス工芸などを楽しめます。
蔵造りの大正ロマンの館や和洋折衷の夢二黒船館、緑豊かな庭園など、建物や自然そのものも見どころです。
2026年には開館45周年を迎え、夢二の芸術に触れられる多彩な企画展も開催されています。
大正ロマンの美しさと、竹久夢二が愛した伊香保の自然に包まれながら、懐かしい日本の芸術文化を体感できる特別な場所です。