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**神津島(こうづしま)**は、東京都心から南へ約180km、伊豆諸島に浮かぶ自然豊かな島です。
住所は「東京都」でありながら、夜になると都心とはまったく別世界。
島の周囲には広大な太平洋が広がり、人工光の影響が少ない場所では、無数の星や天の川が広がる暗い夜空を楽しめます。
そして2020年、神津島は国際ダークスカイ協会(現在のDarkSky International)から**「International Dark Sky Park(星空保護区)」**に認定されました。神津島村全域18.58km²が対象で、東京都では初、日本では2例目の認定です。
天の川、天上山、太平洋、島の暗闇、そして地域ぐるみで守られる星空――「ここが本当に東京?」と思わせる夜空こそ、神津島最大の魅力です。
場所:東京都神津島村
エリア:伊豆諸島
都心からの距離:約180km南
星空保護区認定:2020年
カテゴリー:International Dark Sky Park
特徴:東京都初・日本で2例目の星空保護区
認定範囲:神津島村全域18.58km²
愛称:ダークスカイ・アイランド
代表的な景観:天上山・海・島影と満天の星
見どころ:天の川・夏の大三角・冬の大三角・流星群など
特徴:島全体で光害対策に取り組んでいる
神津島は、伊豆諸島を構成する島の一つです。
行政上は、
東京都。
しかし島へ渡れば、都心のイメージとはまったく異なります。
青い海。
白い砂浜。
山。
断崖。
そして島の中央部にそびえる天上山。
昼間は伊豆諸島らしい雄大な自然が主役ですが、太陽が沈むともう一つの絶景が現れます。
満天の星空です。
神津島の星空は単に「星がきれい」というだけではありません。
2020年12月、神津島は国際ダークスカイ協会によってInternational Dark Sky Parkに認定されました。
認定されたのは一部の観測施設だけではありません。
神津島村全域18.58km²。
島全体が星空保護区です。
神津島は、日本では西表石垣国立公園に続く2例目の星空保護区となりました。
そして東京都では、
初めて。
「東京」と「星空保護区」。
一見すると正反対にも感じる二つの言葉が同時に成立することが、神津島の面白さです。
神津島は、
「ダークスカイ・アイランド」
として星空を発信しています。
島を囲んでいるのは巨大な都市ではなく、太平洋。
人工光の発生源が少ない方向では、本来の暗い夜空を感じることができます。
DarkSky Internationalも神津島について、非常に暗い夜空が残され、多くの旅行者が星空観賞に訪れる島として紹介しています。
星を見るために重要なのが、
「夜空が暗いこと」
です。
東京都心では街灯、ビル、住宅、道路、看板など大量の人工光があります。
その光が空へ漏れると夜空そのものが明るくなり、暗い星が見えにくくなります。
神津島は大都市から離れた離島。
さらに周囲を海に囲まれているため、都市部とは大きく異なる夜間環境が残されています。
神津島のすごいところは、もともと星がきれいだっただけではありません。
星空保護区を目指す過程で、島内の屋外照明を大規模に改善しました。
2020年5~6月には、400基を超える街灯・道路照明をダークスカイに配慮した照明へ交換。
必要な明るさを確保しながら、空へ逃げる光やまぶしさを抑える取り組みが行われました。
さらに神津島村では、
「神津島村の美しい星空を守る光害防止条例」
を制定。
2020年1月から施行されました。
目的は星を見るためだけではありません。
美しい星空の保護に加え、動植物の保護や省エネルギー型照明による環境負荷の低減なども意識されています。
神津島村は星空を、
「島の夜はいつでもどこでもプラネタリウム」
と表現しています。
これは神津島の星空を非常によく表しています。
特定の天文台へ行かなければ星を楽しめないわけではありません。
海岸。
山。
集落から離れた場所。
さまざまな場所から夜空を見上げることができます。
神津島でぜひ見たいのが、
天の川。
人工光が少なく、月明かりも弱い晴れた夜なら、無数の星が集まった淡い光の帯が夜空に姿を現します。
特に夏。
天の川の濃い部分が夜空に現れ、都市部ではなかなか見ることのできない星空を楽しめます。
夏なら、
こと座のベガ
わし座のアルタイル
はくちょう座のデネブ
を結ぶ夏の大三角も見つけやすい存在です。
その周辺には天の川。
島の暗い夜空なら、明るい星だけでなく、その周囲に散らばる無数の小さな星まで見えてきます。
冬の神津島も魅力的です。
オリオン座。
おおいぬ座。
こいぬ座。
そして、
ベテルギウス。
シリウス。
プロキオン。
この3つの星を結んだ冬の大三角が夜空に大きく広がります。
神津島村の公式資料でも、ありま展望台から撮影された冬の大三角が紹介されています。
神津島を象徴する自然景観の一つが、
天上山。
標高572mの山で、島の中央部に大きくそびえています。
昼間は登山や雄大な島景色を楽しめる場所。
そして夜には、天上山の黒いシルエットと星空という神津島らしい星景が生まれます。
離島の星空ならではの魅力が、
海との組み合わせ。
目の前には黒い太平洋。
水平線。
その上に無数の星。
そして頭上には天の川。
山間部の星空とはまったく違う、開放感のある星景を楽しめます。
神津島の星空の魅力は、目で見る景色だけではありません。
暗い海岸へ行けば、
聞こえるのは波。
風。
そして島の自然の音。
その中で夜空を見上げる。
都心から約180kmしか離れていないとは思えない世界が広がります。
星空が暗い場所では、流れ星にも期待できます。
夏ならペルセウス座流星群。
冬ならふたご座流星群。
流星群の活動が活発な時期に月明かりの少ない夜が重なれば、神津島の暗い夜空は非常に魅力的な観察環境になります。
満天の星や天の川を目的にするなら、
月齢
も重要です。
満月は非常に明るく、暗い星や天の川を見えにくくします。
反対に新月前後は月明かりの影響が少なくなります。
DarkSky Internationalも神津島の観察について、新月や天文薄明を考慮して計画することを案内しています。
神津島の面白さは、
美しい星空を「観光する」だけでなく「守っている」こと。
です。
光害防止条例を制定する。
街灯を改修する。
住民向けの星空観測会を行う。
星空ガイドを育成する。
こうした取り組みを積み重ねながら、島の暗い夜空を次世代へ残そうとしています。
自然というと、
海。
山。
森。
動物。
植物。
を想像しがちです。
しかし神津島では、
「暗い夜空」
も守るべき自然環境として扱われています。
明るすぎる照明を抑えることは、星空だけでなく、夜間の自然環境を守ることにもつながります。
神津島が面白いのは、東京都に属していること。
DarkSky Internationalによると、東京側からジェット船で約4時間、航空機なら約30分でアクセスできる島として紹介されています。
昼間は東京にいる。
船や飛行機で海を渡る。
そして夜には満天の星。
このギャップも神津島ならではです。
縦長9:16で神津島の星空を表現するなら、
画面下には暗い神津島の山や海岸。
中央に天上山のシルエット。
その背後から巨大な天の川が立ち上がる。
画面上部いっぱいに無数の星。
手前に一人だけ人物を小さく配置して空を見上げさせれば、
「東京の島とは思えない圧倒的な夜空」
を表現できます。
初めて神津島で星空を見るなら、
東京都初の星空保護区
天の川
夏の大三角
冬の大三角
流星群
天上山と満天の星
太平洋と星空
ありま展望台周辺の夜空
光害に配慮した島の照明
島全体で星空を守る取り組み
などに注目です。
太陽が沈む。
青かった太平洋が黒くなる。
天上山も巨大なシルエットへ変わる。
島の灯りから離れる。
目が暗闇に慣れる。
一つ。
十個。
百個。
さらにその間にも小さな星が現れる。
気がつけば、頭上には数え切れないほどの星。
そして夜空を横切る天の川。
下を見ると住所は「東京都」。
上を見ると、巨大な宇宙。
この強烈なギャップこそ、神津島の星空最大の魅力です。
神津島の星空は、東京都伊豆諸島を代表する夜の自然絶景です。
2020年には神津島村全域18.58km²がInternational Dark Sky Parkに認定され、東京都初、日本で2例目の星空保護区となりました。
さらに神津島では、光害防止条例の制定や400基を超える屋外照明の改修など、島全体で美しい夜空を守る取り組みを進めてきました。
天上山、黒い太平洋、無数の星、夜空を横切る天の川、そして島全体で守られる暗闇――東京都とは思えないほど壮大な夜空が広がる「ダークスカイ・アイランド」です。