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ヒガシシマバンディクートは、オーストラリア南東部に生息する小型の有袋類です。学名はPerameles gunnii、英名はEastern Barred Bandicoot。黄色がかった褐色の体と、後半身に並ぶ白い横縞が特徴です。主に夜間に活動し、草原や草地で昆虫やミミズなどの小動物を探します。
かつてはビクトリア州の広い草原に生息していましたが、開発による生息地の減少やキツネ・ネコによる捕食などによって大きく数を減らしました。現在はタスマニアの個体群が比較的安定している一方、オーストラリア本土の個体群は野生絶滅状態から再導入による回復が進められています。
名前:ヒガシシマバンディクート
学名:Perameles gunnii
英名:Eastern Barred Bandicoot
分類:有袋類 バンディクート科
生息地:オーストラリア南東部、タスマニア
全長/大きさ:約30〜40cm前後
体重:約600〜1,000g前後
食性:昆虫、ミミズ、幼虫などの無脊椎動物、植物質など
寿命:数年程度
天敵:キツネ、ネコ、猛禽類など
特徴:黄褐色の体、後半身の白い横縞、細長い吻、大きな耳
特技:前足で地面を掘って餌を探す
人との関係:保護・再導入が進められている希少な有袋類
状態:本土個体群は絶滅危惧、タスマニア個体群は脆弱な保全対象
ヒガシシマバンディクートを見分ける最大のポイントは、お尻から腰にかけて並ぶ白い横縞です。
黄褐色の体に3〜4本ほどの淡い帯が入り、後半身だけが縞模様になっています。
この特徴的な模様から、英名にも「Barred(縞模様の)」という名前が使われています。
ヒガシシマバンディクートは夜行性の動物です。
昼間は草や植物の下に作った浅い巣で休み、日が沈むと活動を始めます。
草原や草地を歩き回りながら、地面の中や落ち葉の下に潜む獲物を探します。
餌を探すときには、細長い吻だけでなく前足も活用します。
地面を掘り返して、ミミズや昆虫の幼虫、甲虫などを探します。
バンディクートが暮らす場所では、小さな穴がいくつも残されることがあり、採食した跡として見つけることができます。
ヒガシシマバンディクートは、体に対して細長い吻と比較的大きな耳を持っています。
地面の中にいる獲物を探す際には、鋭い嗅覚などを利用して餌の場所を探ります。
小さな体ながら、地面を掘って昆虫などを探すことに適した体つきをしています。
ヒガシシマバンディクートを含むバンディクート類は、哺乳類の中でも非常に短い妊娠期間を持つことで知られています。
妊娠期間はわずか約12日。
生まれた幼獣はその後、母親の袋の中で成長します。ヒガシシマバンディクートでは繁殖サイクルが速く、条件が整えば年間に複数回の繁殖が可能です。
夜行性のヒガシシマバンディクートは、昼間になると身を隠します。
草などを利用した浅い巣を作り、その中で休みます。
地面の穴を掘って恒久的な巣穴を作る動物ではなく、草や植物に覆われた場所を利用するのが特徴です。
ヒガシシマバンディクートが大きく数を減らした原因のひとつが、外来捕食者による捕食です。
特にキツネやネコによる捕食に加え、草原の開発や農地化などによる生息地の減少も大きな問題となりました。
ビクトリア州では、かつての野生個体群が絶滅しました。
しかし、保護された個体をもとにした繁殖や再導入が進められ、現在では捕食者から守られた場所などで生息個体を増やす取り組みが行われています。
タスマニアでは現在も野生個体群が生息しており、本土の個体群とは異なる保全状況にあります。
ヒガシシマバンディクートは、後半身の白い横縞と細長い吻を持つ、オーストラリア南東部の小さな夜行性有袋類です。
夜になると草原を歩き、前足で地面を掘りながら昆虫やミミズなどを探します。
本土では一度野生絶滅に追い込まれましたが、保護活動と再導入によって復活への道を歩んでいます。
夜の草原を駆け、縞模様のお尻を揺らしながら餌を探す――ヒガシシマバンディクートは、絶滅の淵から復活を目指すオーストラリアの小さな有袋類です。