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ポトは、西アフリカの熱帯林に生息する夜行性の霊長類です。学名はPerodicticus potto、英名はWest African potto。ロリス科に分類されます。
ずんぐりとした体つき、大きな目、小さく丸い耳、短い吻、非常に短い尾、灰褐色から赤褐色の厚い毛が特徴です。主に樹上で生活し、枝をしっかりとつかみながら、ゆっくり慎重に移動します。
名前:ポト
学名:Perodicticus potto
英名:West African potto
分類:霊長目 ロリス科
生息地:西アフリカの熱帯林
全長/大きさ:約30〜50cm
体重:約0.6〜1.6kg
食性:果実、樹液、昆虫など
寿命:飼育下で11年以上の記録あり
天敵:猛禽類、ヘビ類、肉食性哺乳類など
特徴:ずんぐりした体、大きな目、小さな丸い耳、短い吻、非常に短い尾、厚い灰褐色〜赤褐色の毛
特技:枝を強くつかみ、ゆっくり慎重に樹上を移動すること
人との関係:西アフリカの森林に生息する野生の霊長類
状態:準絶滅危惧(NT)
ポトは、細身のサルとは異なり、丸みを帯びたずんぐりした体をしています。
短い四肢と厚い毛に覆われた体によって、独特のシルエットを作っています。
樹上生活を送る動物ですが、枝から枝へ素早く飛び移るというより、枝をしっかりつかみながら慎重に移動します。
顔では、大きく前向きについた目が特に目立ちます。
夜行性のため、暗い森林の中で周囲を確認するのに適しています。
吻は短く、顔全体が丸みを帯びているのもポトの特徴です。
耳は小さく、丸みを帯びています。
大きく突き出した耳を持つガラゴ類などとは異なり、頭部に沿うようなコンパクトな形をしています。
ポトの大きな特徴のひとつが、体に対して非常に短い尾です。
尾長はおよそ5〜8cmほどで、長い尾を持つ多くの樹上性霊長類とは異なるシルエットをしています。
体は厚く柔らかな毛に覆われています。
毛色は灰褐色から赤褐色まで変化があり、腹側は背中より淡い色になります。
森林の枝や樹皮に紛れやすい自然な色合いです。
ポトは、西アフリカの熱帯林を主な生活場所としています。
森林の樹冠付近を利用し、枝を移動しながら餌を探します。
一次林だけでなく、環境によっては二次林なども利用します。
ポトは夜行性です。
昼間は枝の上や植物の茂みに身を隠して休み、暗くなると活動を始めます。
夜の森林をゆっくりと移動しながら、果実や樹液、昆虫などを探します。
ポトの手足は、樹上生活に適しています。
指や足を使って枝をしっかりとつかみ、体を安定させながら移動します。
特に移動速度よりも、落下を避けながら慎重に進むことに適した動きが特徴です。
ポトは、枝から枝へ飛び移るような動きをあまり見せません。
四肢を使って枝を一つずつ確実につかみ、ゆっくりと前へ進みます。
夜の森林では、この慎重な移動方法によって安全に樹上を移動します。
ポトは幅広い食物を利用します。
主な食物は果実や樹液、昆虫などです。
樹上を移動しながら枝や樹皮を調べ、食べられるものを探します。
植物性の食物だけでなく、昆虫などの無脊椎動物も食べます。
さらに、小型の脊椎動物を捕食することも報告されています。
そのため、ポトは植物と動物の両方を利用する雑食性の霊長類です。
ポトは、樹木から出る樹液や樹脂も利用します。
果実などが少ない時期にも利用できるため、森林の樹木はポトにとって重要な食料源となります。
ポトには、首の後ろに骨性の突起があります。
この特徴はポト類を見分ける際の重要なポイントのひとつです。
同種間の争いや威嚇などにも関係すると考えられています。
ポトは危険を感じると、体を丸めたり、枝にしっかりとしがみついたりして身を守ります。
厚い毛や樹上生活に適した体つきも、森林の中で暮らすための特徴です。
ポトは単独性の強い動物です。
夜になると自分の行動範囲を移動し、餌を探します。
雄は尿などを利用して自分の行動範囲を示すことがあります。
夜行性のポトにとって、昼間は休息の時間です。
枝の上や密生した植物の中で体を丸め、ほとんど動かずに過ごします。
厚い灰褐色の毛によって、周囲の枝や樹皮にも自然に溶け込みます。
Perodicticus pottoは、現在の分類では西アフリカに分布するポトとして扱われています。
ギニアからシエラレオネ、リベリア、コートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナン、ナイジェリアなどに分布します。
ポト類はかつて、アフリカに広く分布する一つの種として扱われることもありました。
その後の研究によって地域ごとの系統が整理され、現在は複数の種として扱われています。
Perodicticus pottoは、その中で西アフリカを中心とするポトを指します。
ポトは、西アフリカの熱帯林に暮らす夜行性の樹上性霊長類です。
ずんぐりした体、大きな目、小さく丸い耳、短い吻、非常に短い尾、灰褐色から赤褐色の厚い毛を持っています。
夜になると枝をしっかりつかみながらゆっくりと森林を移動し、果実や樹液、昆虫などを探します。
長い尾を持つサルとは異なり、短い尾とずんぐりした体が特徴的で、夜の森林を慎重に移動する独特の姿を見ることができます。
大きな目で暗い森を見つめ、短い尾と強い手足で枝をゆっくり進む――ポトは、西アフリカの熱帯林で静かな夜を生きる独特な霊長類です。