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約1億6500万年前、ジュラ紀後期の海をゆったりと泳いでいたリードシクティス。
全長は最大約16〜20mに達したと考えられ、魚類としては史上最大級の大きさを誇ります。
しかし、その巨体とは裏腹に獲物は小さなプランクトンや小魚。巨大な口で海水ごと飲み込みながら暮らす穏やかなろ過食魚でした。
まさにジュラ紀の海を代表する「巨大な優しい巨人」です。
名前:リードシクティス
学名:Leedsichthys problematicus
分類:条鰭綱 パキコルムス目
生息地:約1億6500万年前(ジュラ紀後期)の海
全長/大きさ:約16〜20m
体重:約20〜45t(推定)
食性:ろ過食(動物プランクトン、小魚、甲殻類など)
寿命:約50〜80年(推定)
天敵:リオプレウロドンなどの大型海生爬虫類
特徴:史上最大級の魚類と巨大な口
特技:大量の海水をろ過して効率よく餌を集める
人との関係:巨大魚の進化を知る重要な化石
状態:絶滅種
リードシクティス最大の特徴は、魚類としては史上最大級の体です。
その大きさは現生最大の魚であるジンベエザメにも匹敵、あるいはそれを上回った可能性があります。
一方で歯は非常に小さく、大きく開く口とエラのろ過器官を使い、海水中のプランクトンや小型生物だけを効率よく食べていました。
巨大な体を持ちながら争いを避ける、穏やかな生活を送っていたと考えられています。
リードシクティスは栄養豊富な海域をゆっくり回遊していました。
大きな口を開けて泳ぎ続けることで大量の海水を取り込み、エラで小さな生物だけをこし取って食べていました。
現在のジンベエザメやウバザメによく似た生活を送っていたと考えられています。
その一方で、巨大な海生爬虫類が生息する海では常に危険とも隣り合わせでした。
リードシクティスは巨大な尾びれで長距離をゆったり泳ぐ能力に優れていました。
成長には長い年月を要したと考えられ、一生を通して少しずつ体を大きくしていった可能性があります。
骨格は比較的軽く化石として残りにくいため、全身の姿は現在も完全には解明されていません。
そのため「problematicus(問題だらけ)」という学名が付けられています。
リードシクティスは1889年にイギリスで初めて化石が発見されました。
現在も新しい化石の発見によって体の大きさや生態の研究が進められており、世界最大級の魚類として古生物学の重要な研究対象となっています。
ジュラ紀の海洋生態系を知るうえでも欠かせない存在です。
リードシクティスは、ジュラ紀後期の海を泳いだ史上最大級の巨大魚です。
巨大な体を持ちながらプランクトンを食べる穏やかなろ過食という生き方は、後のジンベエザメやヒゲクジラにも通じる進化を感じさせます。
その圧倒的な大きさと謎に包まれた生態は、現在でも多くの古生物ファンを魅了し続けています。