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島根県出雲市に広がる出雲平野と、その北側に連なる北山山系。
広大な田園地帯と山並みが一つの景色に収まる、出雲を代表する自然景観です。
そしてこの風景は、大学三大駅伝の一つ出雲駅伝でも印象的に登場します。
特に第4区では、選手たちが北山山系の麓に沿って延びる国道431号を西へ進み、その南側には島根を代表する穀倉地帯・出雲平野が広がります。
秋色に染まった田園、その向こうに連なる北山の峰々、そして全国トップクラスの大学ランナー。
雄大な出雲の自然の中をランナーが駆け抜ける、出雲駅伝を象徴する風景の一つです。
名称:出雲平野・北山山系
場所:島根県出雲市
出雲平野:出雲市中心部を中心に広がる平野・田園地帯
北山山系:出雲平野北側に連なる山々
主な峰:旅伏山、鼻高山、弥山など
最高峰:鼻高山・標高536.3m
特徴:広大な田園と山並みが隣接する出雲を代表する景観
出雲駅伝:第3区・第4区周辺で印象的に登場
第4区:JAラピタひらた店前→鳶巣コミュニティセンター前
道路:国道431号
景観:田園、築地松、北山山系、集落
文化:国引き神話とも深い関わりを持つ地域
おすすめ:出雲駅伝観戦、ドライブ、風景撮影、登山
出雲平野・北山山系最大の特徴は、ほぼ平坦な田園と、すぐ北側に迫る山並みのコントラストです。
南側にはどこまでも続くような田畑。
北側には緑豊かな山々。
出雲駅伝のランナーは、その二つの景観に挟まれながらコースを進んでいきます。
建物が密集する都市型駅伝とは大きく異なる、開放感あふれる風景です。
出雲平野は、斐伊川などによって形成されてきた島根県東部の広大な平野です。
現在では水田を中心とした農地が広がり、島根を代表する穀倉地帯となっています。
秋になると稲穂が黄金色に染まり、その中を道路や集落が伸びていきます。
出雲駅伝が開催される10月は、まさに秋の田園風景を感じられる季節です。
出雲平野の北側に連なる山々が出雲北山と呼ばれる地域です。
代表的な山には、
旅伏山
鼻高山
弥山
などがあります。
中央部に位置する鼻高山は標高536.3mで、島根半島の最高峰です。
弥山から鼻高山、旅伏山へ続く稜線には縦走路もあり、登山を楽しむ人にも親しまれています。
出雲平野と北山山系が特に印象的に登場するのが第4区です。
選手はJAラピタひらた店前をスタートすると、国道431号を西へ向かいます。
この国道は北山山系の麓に沿うように延びており、道路の南側には広大な出雲平野が広がります。
つまりランナーは、
北に山、南に田園
という出雲ならではの景色の中を走ることになります。
出雲駅伝公式でも、第4区は**「田園空間を駆け抜ける」区間**として紹介されています。
周囲には高層ビルや巨大な商業施設ではなく、水田や農家、緑の山々が広がります。
その穏やかな風景の中を、大学トップクラスのランナーが高速で通過。
静かな田園とアスリートのスピードという対比が、非常に印象的です。
第4区を走るランナーの背後には、北山山系の山々が広がります。
テレビ中継ではカメラの角度によって、ランナーと山並みが同じ画面に収まることがあります。
近代的なユニフォームを着た大学ランナー。
その背景には、はるか昔から変わらずそびえる山々。
出雲という土地の長い時間を感じさせる風景です。
出雲平野の風景は第4区だけではありません。
第3区でも、選手たちは広大な田園地帯を横に見ながら走ります。
この地域では、冬の強い北西風から家屋を守るために作られた**築地松(ついじまつ)**も見ることができます。
四角く美しく刈り込まれた築地松、田園、山並み。
第3区から第4区にかけては、出雲平野らしい農村景観を存分に感じられる区間です。
広く平坦な出雲平野では、風を遮るものが少ない場所があります。
そのため昔から強い風が人々の暮らしに影響してきました。
築地松が発達したのも、その風から家を守るためです。
駅伝でも風向きや風速によって、選手が走りにくくなることがあります。
穏やかに見える田園風景の中にも、ランナーを苦しめる自然条件が隠されています。
出雲北山は、出雲神話とも深く結びついています。
『出雲国風土記』に記される国引き神話では、海の向こうから土地を引き寄せ、現在の島根半島を形作ったという壮大な物語が語られています。
出雲北山地域も、この神話の世界と結びつけられてきました。
現在は駅伝ランナーの背景として見える山々ですが、古代の人々にとっては神話の舞台でもあったのです。
北山山系の中央部に位置する鼻高山は、標高536.3m。
出雲北山だけでなく、島根半島の最高峰でもあります。
山頂からは出雲平野を広く見渡すことができ、条件が良ければ平野の広さを実感できます。
出雲駅伝が走る田園地帯を、山の上から眺めるという楽しみ方もあります。
北山山系東側に位置する旅伏山も、出雲平野を眺められる山として知られています。
山頂付近からは、斐伊川や出雲平野を見渡すことができます。
地上から見ると巨大な田園地帯ですが、高い場所から見ると、その中を道路や川が横切っている様子がよく分かります。
出雲駅伝のコースが、どれほど広大な平野を走っているのかを実感できる場所です。
出雲平野周辺の面白さは、山と平地の距離が近いことです。
広い田園を走っているすぐ横に山の斜面が迫る場所もあります。
この地形によって、
山
田園
集落
道路
が一つの視界に収まりやすくなっています。
出雲駅伝の映像が「出雲らしい」と感じられる理由の一つです。
出雲駅伝を見るときは、選手や順位だけでなく背景にも注目すると楽しみが広がります。
第4区では、ランナーの北側に北山山系、南側に出雲平野。
第3区では築地松のある田園。
第2区では斐伊川。
最終区では出雲大社や出雲ドーム。
コースをたどることで、出雲の地形や文化まで見えてきます。
出雲駅伝は、大学三大駅伝の中でも区間距離が比較的短く、スピード勝負になりやすい大会です。
その高速レースが行われる舞台の一つが、静かな出雲平野。
黄金色の田畑の横を、ランナーが1km3分前後という速さで駆け抜けていきます。
普段の穏やかな農村風景が、駅伝の日だけは日本トップレベルの競走の舞台に変わります。
観光で出雲を訪れると、出雲大社や稲佐の浜など有名な場所へ向かうことが多くなります。
しかし出雲駅伝では、市街地だけでなく田園や山沿いの道路までコースになります。
そのためテレビ中継を通して、
「こんなに広い平野があるのか」
「出雲大社のすぐ近くにこんな山々があるのか」
と、観光だけでは気付きにくい出雲の姿を見ることができます。
出雲平野と北山山系は、島根県出雲市を代表する自然景観です。
南側には島根有数の穀倉地帯となる広大な田園が広がり、北側には旅伏山、鼻高山、弥山などの山々が連なります。
出雲駅伝では特に第4区で、選手が北山山系の麓を走る国道431号を西へ進み、その南側には出雲平野が広がります。
第3区から続く田園、築地松、北山山系。
そこを全国トップクラスの大学ランナーが高速で駆け抜けていきます。
神話の山々と黄金色の田園を背景に、大学ランナーが一秒を争って走る――出雲という土地そのものを感じられる、出雲駅伝屈指の絶景区間です。