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熊本県南部を走るくま川鉄道が、2026年9月20日(日)に全線での運行を再開します。
2020年7月の豪雨災害によって甚大な被害を受け、長期間にわたって一部区間の運休と代替バスによる輸送が続いていましたが、復旧工事を経て、約6年ぶりに人吉温泉駅から湯前駅まで再び鉄道でつながります。
くま川鉄道自身も、この鉄道を地域の日常と笑顔をつなぐ**「希望の鉄路」**と表現しています。全線運行再開は、単なる鉄道の復旧ではなく、人吉・球磨地域の復興を象徴する大きな節目となります。
鉄道名:くま川鉄道
路線:湯前線
区間:人吉温泉駅~湯前駅
全線運行再開日:2026年9月20日(日)
被災:2020年7月豪雨
部分運行:肥後西村駅~湯前駅
被災区間:人吉温泉駅~肥後西村駅
復旧の象徴:球磨川第四橋梁など
代替バス:全線運行再開に伴い終了
新駅名:相良十島駅、多良木青蓮寺駅
記念イベント:2026年9月20日・21日
2020年7月、熊本県南部を襲った豪雨によって球磨川流域は大きな被害を受けました。
くま川鉄道も線路や橋梁などが被災し、特に球磨川第四橋梁が大きな被害を受けました。
濁流によって鉄道インフラが大きく損傷し、全線を列車で結ぶことができない状態となりました。
災害からの復旧工事が進められ、2021年11月28日には肥後西村駅~湯前駅間で運行が再開されました。
一方、人吉温泉駅~肥後西村駅間については、引き続き代替バスによる輸送が行われていました。
そのため、長い間くま川鉄道は「鉄道+代替バス」という形で地域の交通を支えてきました。
そして2026年9月20日。
人吉温泉駅~肥後西村駅間も鉄道として復旧し、人吉温泉駅から湯前駅までの全線運行が再開されます。
くま川鉄道では、全線再開に向けて2026年8月から人吉温泉~肥後西村駅間で運転士などの習熟訓練も行われました。
長い復旧期間を経て、いよいよ本格的な鉄道運行が戻ってきます。
全線復旧の重要なポイントとなったのが、球磨川を渡る球磨川第四橋梁です。
豪雨で被災した橋梁を含む鉄道施設の復旧が進められ、全線運行再開につながりました。
川と鉄道が交差するこの場所は、今回の復旧を象徴する風景のひとつとなっています。
全線運行再開と同じ2026年9月20日には、2つの駅が新しい名前になります。
川村駅は、被災後の復旧にあたって浸水対策のため場所を移転。
移転先が十島菅原神社の近隣となったことから、地域の象徴として「相良十島駅」へ改称されます。
東多良木駅は、全線運行再開という新たな門出に合わせ、以前から要望されていた多良木青蓮寺駅へ変更されます。
全線運行再開に伴い、これまで人吉温泉駅~肥後西村駅間を結んでいた代替バスの運行も終了します。
長期間続いた代替輸送から、再び列車だけで全区間を移動できる状態へ戻ります。
2026年9月20日の全線運行再開に合わせて、新しいダイヤが設定されています。
くま川鉄道では公式サイトで9月20日以降の時刻表を公開しています。
全線開通の日から、人吉温泉駅~湯前駅間を鉄道で利用できるようになります。
全線運行再開を記念して、**2026年9月20日(日)・21日(月・祝)**の2日間、沿線各駅で記念イベントが開催されます。
会場となるのは、
など。
沿線全体が「くま川鉄道の復活」を祝う舞台になります。
9月20日には、9時から記念式典が行われます。
長年の復旧を支えてきた関係者や地域の人々にとって、待ちに待った特別な一日です。
相良十島駅周辺では、トークショーや旧川村駅を巡るウォーキング、マルシェなどを開催。
おかどめ幸福駅ではステージイベントやバザー、あさぎり駅では駅前フェスが予定されています。
多良木駅から多良木青蓮寺駅では、なんと**「列車 VS 人間リレー対決」**も予定されています。
こうしたユニークな企画も全線再開イベントの見どころです。
湯前駅のレールウイングでは、SL人吉の動態展示も予定されています。
さらにマルシェやステージイベントも行われ、9月20日・21日の両日にわたって鉄道と地域の魅力を楽しめる内容となっています。
くま川鉄道には、全国的にも珍しい名前の駅として知られるおかどめ幸福駅があります。
「幸福」という名前から、鉄道ファンだけでなく観光客にも人気の駅です。
全線復旧後には、人吉方面から列車で訪れる旅も再び楽しみやすくなります。
くま川鉄道では、豪雨災害後の長期運休期間中、特例として「鉄印」や「鉄印帳」のインターネット販売を行っていました。
しかし全線開通を見据え、2026年8月末でインターネット販売を終了。
全線開通後は、本来の形である「実際に列車へ乗車し、駅へ足を運んで鉄印を受け取る」スタイルへ戻ります。
全線復旧によって、人吉温泉駅から湯前駅まで列車で移動できるようになります。
沿線には温泉、神社、歴史的な場所、地域のグルメなど、さまざまな観光資源があります。
列車に乗ること自体を目的にするだけでなく、駅を起点に人吉・球磨地域を巡る旅も楽しめます。
くま川鉄道は観光列車としてだけではなく、地域住民の生活を支える交通機関でもあります。
通勤や通学、買い物、通院など、日常生活に必要な移動を支える存在です。
全線運行再開によって、地域の日常も再び鉄道でつながります。
2020年の豪雨によって大きな被害を受けたくま川鉄道。
そこから復旧工事、部分運行、代替バス、訓練などを経て、約6年の時間をかけて全線復旧へたどり着きました。
鉄道が再び走ることは、単に線路が直ったというだけではありません。
地域の暮らしが戻り、観光客を迎える環境が整い、そして地域の未来へ向けて走り出すことにもつながります。
くま川鉄道は、全線運行再開を「新しいくま川鉄道の歴史の始まり」と位置づけています。
2026年9月20日、人吉温泉駅から列車が走り出し、復旧した線路を進んで湯前方面へ向かいます。
沿線の人々にとって、その列車は単なる交通手段ではなく、長い復興の歩みを乗せた特別な列車となります。
くま川鉄道は、2026年9月20日(日)に全線運行を再開します。
2020年7月豪雨で甚大な被害を受け、人吉温泉駅~肥後西村駅間では長期間にわたり代替バスによる輸送が続いていました。
2021年には肥後西村駅~湯前駅間の運行が再開され、復旧工事と運転士の習熟訓練などを経て、2026年9月20日にいよいよ全線が鉄路でつながります。
同日には川村駅が相良十島駅へ、東多良木駅が多良木青蓮寺駅へ改称されます。
さらに9月20日・21日には沿線各駅で記念イベントが開催され、記念式典、ステージイベント、マルシェ、SL人吉の動態展示など、多彩な企画が予定されています。
濁流に飲み込まれた線路、失われた橋、長い代替バスの期間――。多くの人々に支えられながら復旧への道を歩んできたくま川鉄道が、2026年9月20日、再び人吉温泉から湯前まで列車を走らせます。約6年ぶりに全線がつながるその瞬間は、人吉・球磨地域の復興を象徴する「希望の鉄路」の新たな出発点となります。