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しだみだんごは、岩手県北地域や奥羽山系・北上山系地域に伝わる郷土菓子です。
「しだみ」とはどんぐりのことで、煮てアクや渋みを抜いたしだみをつぶし、砂糖を加えて団子状にしたり、しだみあんとして小麦粉の生地で包んだりして作ります。どんぐりの独特な風味と、黒砂糖のコクのある甘さが特徴です。
「しだみ」とは、コナラなどのどんぐりのこと。
岩手県北部では、冷害の影響を受けても実りやすく、栄養があり保存性にも優れたしだみが、昔から大切な食料として利用されてきました。
県北地域や山間部では、夏に吹く冷たい「やませ」の影響などで凶作になることがありました。
そのため、凶作の年にも収穫でき、乾燥させて保存できるしだみは、不足する食料を補う救荒食として重宝されてきました。
どんぐりにはアクや渋みがあるため、食べるためには丁寧なアク抜き・渋抜きが必要です。
乾燥させたしだみを煮て、水を替えながら渋みを抜き、食べやすい状態に仕上げます。
アク抜きしたしだみをつぶして砂糖を加え、団子状に成形して食べる方法があります。
また、しだみをつぶして作った「しだみあん」を小麦粉の生地で包み、蒸し上げる作り方もあります。
しだみは、小豆やいんげんとは異なる独特の香りと味を持っています。
黒砂糖との相性もよく、素朴ながらも特徴のある味わいを楽しめます。
しだみだんごは、岩手県北地域などに伝わる郷土菓子。
どんぐりをアク抜きしてつぶし、砂糖を加えて団子状にしたり、しだみあんを小麦粉の生地で包んで蒸したりして作ります。
かつては救荒食として大切にされたどんぐりを、独特の風味を持つ郷土菓子として受け継いだ、岩手ならではの伝統的な食文化です。