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ウッドチャックは、北アメリカに広く分布するリス科・マーモット属の大型のげっ歯類です。学名はMarmota monax、英名はWoodchuck。別名「グラウンドホッグ」とも呼ばれます。
ずんぐりとした大きな体に、灰褐色から茶褐色の毛、丸い耳、短くふさふさした尾を持っています。地面に複雑な巣穴を掘り、昼間に活動しながら草や葉などを食べて暮らしています。
名称:ウッドチャック
英名:Woodchuck / Groundhog
学名:Marmota monax
分類:哺乳類・げっ歯目・リス科・マーモット属
生息域:北アメリカ
主な環境:森林、草原、牧草地、農地、森林の縁
体長:約42〜68cm
体重:約2〜6kg
体色:灰色〜シナモン色〜暗褐色
体型:ずんぐりとした大型の体
耳:小さく丸い
尾:短くふさふさしている
足:黒色〜暗褐色
食べ物:草、葉、クローバー、タンポポなど
活動:昼行性
特徴:巣穴を掘る、後ろ脚で立ち上がる、冬眠する
ウッドチャックの最大の特徴は、がっしりとした丸みのある体です。
一般的なリスとは大きく異なり、木の上を飛び回るというより、地面を中心に生活する大型のリス科動物です。
体毛は灰色、灰褐色、シナモン色、暗褐色など、個体によって幅があります。
毛先が白っぽくなっているため、全体として少し霜が降りたような「グリズルド」な色合いに見えることがあります。
耳は比較的小さく、丸みを帯びた形をしています。
巣穴を掘る生活に適応しており、耳の外側が耳道を覆うことで、穴を掘る際に土が入りにくくなる特徴があります。
ウッドチャックは、マーモットとしては比較的短い尾を持っています。
尾はふさふさしており、色は黒褐色から暗褐色に見えることがあります。体全体に対して尾が短いことも、特徴的なシルエットを作っています。
ウッドチャックは、危険を感じたときなどに後ろ脚で立ち上がって周囲を見渡すことがあります。
ずんぐりした体を起こし、頭を高く上げて周囲を確認する姿は、ウッドチャックを象徴する行動のひとつです。
ウッドチャックは優れた穴掘り動物です。
水はけの良い土壌に巣穴を掘り、内部には複数のトンネルや部屋を作ります。
巣穴には複数の出入口があり、危険が迫った際の逃げ道として使われる出入口もあります。
ウッドチャックは、季節によって異なる巣穴を利用します。
食べ物が豊富な場所に近い夏用の巣穴と、冬を越すための安全な場所に作る冬用の巣穴があります。
ウッドチャックは冬眠する動物です。
冬になると巣穴に入り、代謝を大幅に低下させて厳しい冬を乗り越えます。
ただし、分布域の南部では年間を通して活動する個体も確認されています。
冬眠を終えると、春になって再び地上へ姿を現します。
オスはメスより先に冬眠から目覚め、縄張りの確保や繁殖相手を探す行動を始めます。
ウッドチャックは基本的に植物食性です。
特に好む植物には、アルファルファ、クローバー、タンポポなどがあります。
草だけではなく、葉、茎、樹皮、種子、花なども利用します。
基本的には植物を中心とした食生活ですが、昆虫や鳥の卵などを食べることもあります。
ウッドチャックは昼行性です。
特に朝と午後に採食活動が活発になり、夏には日中に日光浴をしている姿も見られます。
マーモット類の中には大きな群れで生活する種類もいますが、ウッドチャックは比較的単独性が強い動物です。
繁殖期以外は、基本的に単独で行動します。
ウッドチャックは、北アメリカで最も広く分布するマーモット類のひとつです。
カナダからアメリカ合衆国の広い範囲に生息し、森林だけでなく農地や牧草地、道路沿いなど人間の生活圏に近い場所にも適応しています。
名前に「Wood」が入っていますが、必ずしも深い森林だけで暮らしているわけではありません。
森林の縁、牧草地、農地、草原、小さな林など、さまざまな環境を利用します。
森林の伐採や農地の造成によって食べ物を得やすくなった地域では、ウッドチャックが増えることもあります。
そのため、北米では農地や住宅地の周辺で見かけることもある身近な野生動物です。
ウッドチャックは、捕食者などの危険を察知すると鋭い声を発することがあります。
甲高いホイッスルのような警戒声から、英語圏では「whistle-pig」と呼ばれることもあります。
地上性の動物ですが、必要に応じて木に登ることもできます。
採食中に捕食者を警戒しながら、周囲を見渡す行動も見られます。
ウッドチャックには、コヨーテ、キツネ、猛禽類、ボブキャット、ヘビなど、多くの捕食者がいます。
危険を感じると警戒声を発し、素早く巣穴へ逃げ込みます。
ウッドチャックが使わなくなった巣穴は、ほかの動物にとっても重要な住み場所になります。
ウサギ、スカンク、アライグマ、キツネ、イタチ、リス類、ヘビなど、さまざまな動物が利用することがあります。
穴を掘ることで、ウッドチャックは土壌を掘り返し、土壌の通気や環境の変化にも影響を与えます。
また、植物を食べることで種子散布などにも関わっています。
冬眠を乗り切るため、活動期には十分な食料を食べて体に脂肪を蓄えます。
特に夏から秋にかけて、冬に備えたエネルギーを確保します。
ウッドチャックでは、オスのほうがメスより大きいという性差があります。
ただし、毛色そのものには大きな男女差はありません。
ウッドチャックにはGroundhogという別名があります。
北米では非常によく知られた動物で、特に冬眠から出てくる時期に関連した「グラウンドホッグ・デー」という文化でも有名です。
ウッドチャックは広い分布域を持ち、個体数も多いため、現在は**IUCNレッドリストで低懸念(LC)**とされています。
ウッドチャックは、北アメリカに広く生息する大型のマーモットです。
灰褐色から茶褐色の毛、ずんぐりした丸い体、小さく丸い耳、短くふさふさした尾が特徴。
地面に複雑な巣穴を掘り、昼間に草や葉などを食べながら生活します。
危険を感じると後ろ脚で立ち上がって周囲を確認し、警戒声を発したあと、巣穴へ素早く逃げ込みます。
冬には巣穴の中で冬眠し、春になると再び地上へ姿を現します。
丸くずんぐりした体と小さな耳、短いふさふさの尾を持ち、北米の草原や森林の縁で暮らす――ウッドチャックは、地面に巨大な巣穴を掘り、厳しい冬を眠って乗り越える、北米を代表する大型のげっ歯類です。