
目次
シジュウカラは、日本をはじめ東アジアの森林や里山、公園、庭などに生息する身近な小鳥です。学名はParus minor。シジュウカラ科に分類されます。
青みを帯びた灰色の背中、白い頬、黒い頭と喉、そして胸から腹にかけて伸びる黒い縦模様が特徴です。昆虫やクモ、木の実などを食べ、樹木の幹や枝を移動しながら餌を探します。
名前:シジュウカラ
学名:Parus minor
分類:スズメ目 シジュウカラ科
生息地:日本、中国、朝鮮半島などの森林、里山、公園、庭園
全長/大きさ:約14〜15cm
体重:約14〜22g
食性:昆虫、クモ、種子、果実など
活動時間:昼行性
寿命:約1〜2年程度の記録が多い
天敵:猛禽類、ヘビ類、ネコなど
特徴:黒い頭、白い頬、灰色の背中、胸から腹に伸びる黒い縦模様
特技:木の幹や枝を移動しながら餌を探すこと
人との関係:公園や庭などでも観察できる身近な野鳥
状態:現存種
シジュウカラを見分ける最大の特徴が、胸から腹にかけて伸びる黒い縦模様です。
白い胸の中央を黒い線が縦に走ることから、「ネクタイ」のような模様として親しまれています。
特にオスでは、この黒い部分が比較的太く見えます。
頭部は黒く、頬には大きな白い斑があります。
黒い頭、白い頬、灰色の背中というコントラストがはっきりしているため、身近な小鳥の中でも見分けやすい姿をしています。
背中は青みを帯びた灰色からオリーブ色がかった灰色で、翼と尾は暗色です。
腹側の白色とのコントラストもあり、飛び立ったときには翼と尾の暗い色が目立ちます。
シジュウカラは全長15cmほどの小さな鳥です。
体はコンパクトですが動きは活発で、枝から枝へ移動したり、木の幹や枝を細かく調べたりしながら餌を探します。
シジュウカラは、昆虫やクモなどの小さな動物をよく食べます。
木の葉や枝、樹皮の隙間などを探し、幼虫やアブラムシなどを捕らえます。
春から夏にかけては、子育てのために多くの昆虫を運びます。
昆虫だけでなく、植物の種子や木の実なども食べます。
昆虫が少なくなる秋から冬には植物性の食べ物も重要になります。
季節によって利用する食べ物を変えながら生活しています。
シジュウカラは、木の幹や枝を利用して餌を探します。
枝の上を歩くだけでなく、体勢を変えながら樹皮の隙間を調べることもあります。
小さな体と器用な脚を使って、樹木のさまざまな場所を探索します。
シジュウカラは、特徴的な鳴き声を持つ野鳥です。
代表的なさえずりには「ツピーツピーツピー」などがあり、春から夏にかけて林や公園でよく聞くことができます。
地鳴きにもさまざまな種類があり、仲間同士の連絡や警戒などに使われます。
シジュウカラは森林だけに生息する鳥ではありません。
里山、公園、庭園、街路樹のある住宅地など、樹木が残るさまざまな環境で見ることができます。
都市部でも比較的身近に観察できる野鳥のひとつです。
シジュウカラは樹洞などの穴を利用して繁殖します。
自然の樹洞だけでなく、巣箱を利用することもあります。
巣材にはコケや動物の毛などを使い、内部に柔らかな巣を作ります。
繁殖期にはつがいで行動し、巣の中で卵を温めます。
孵化した雛には親鳥が昆虫などを運び、頻繁に給餌します。
子育ての時期には、親鳥が何度も巣と採餌場所を往復する姿を見ることがあります。
繁殖期以外には、シジュウカラがほかの小鳥と一緒に行動することがあります。
ヤマガラ、ヒガラ、メジロ、コゲラ、エナガなどと混群を作り、森林の中を移動しながら餌を探すことがあります。
シジュウカラは日本では一年を通して見られる地域が多く、冬にも観察できます。
落葉によって木々の中が見通しやすくなる季節には、枝を移動する姿を見つけやすくなることもあります。
シジュウカラは、日本の森林や里山、公園などで身近に見られる小型の野鳥です。
黒い頭と白い頬、灰色の背中、そして胸から腹に伸びる黒い「ネクタイ模様」が大きな特徴です。
昆虫やクモを中心に、種子や木の実なども食べながら、木の幹や枝を活発に移動して餌を探します。
黒いネクタイを身につけたような姿で木々を飛び回り、身近な公園や里山にも姿を見せる――シジュウカラは、日本の暮らしのすぐそばで出会える代表的な野鳥です。