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ホシフクサマウスは、アフリカのサバンナや草原などに生息する小型の齧歯類です。学名はLemniscomys striatus、英名はTypical Striped Grass Mouse。ネズミ科クサマウス属に分類されます。
最大の特徴は、黒褐色の背中に走る淡い縞模様と、体側に並ぶ小さな淡色斑です。腹側は白っぽく、胸や腹には黄色みを帯びることがあります。長い尾も特徴的で、体長とほぼ同じか、それ以上になることがあります。
名前:ホシフクサマウス
学名:Lemniscomys striatus
英名:Typical Striped Grass Mouse
分類:齧歯目 ネズミ科 クサマウス属
生息地:アフリカ中部・西部を中心とするサバンナ、草原、低木地など
全長/大きさ:約9.3〜14.2cm(頭胴長)
尾長:約9.2〜15.5cm
体重:最大約68g、平均約42g
食性:植物食を中心に、昆虫なども利用
寿命:野生では短く、飼育下では長期生存例あり
天敵:猛禽類、ヘビ類、肉食性哺乳類など
特徴:黒褐色の背中、淡い縦縞、体側の小さな淡色斑、白っぽい腹側、長い尾
特技:草むらをすばやく移動すること
人との関係:草地や農地周辺にも生息する野生動物
状態:低懸念(LC)
ホシフクサマウスを見分けるうえで最も目立つのが、背中に入った淡い縞模様です。
黒褐色から暗褐色の背面に淡い線が入り、さらに体側には小さな淡色の斑点が並びます。
名前の「ホシフクサマウス」からも分かるように、縞と斑点が組み合わさった独特の模様をしています。
背中とは対照的に、腹側は白っぽい色をしています。
胸や腹部には黄色みがかった色合いが見られることもあり、暗い背面とのコントラストを作っています。
ホシフクサマウスは、体に対してかなり長い尾を持っています。
頭胴長が約9.3〜14.2cmなのに対し、尾長は約9.2〜15.5cm。個体によっては尾が頭胴長を上回ることもあります。
尾の上側は暗めで、下面はより明るい色になるのも特徴です。
体重は最大でも約68gほどで、平均成獣体重は約42gとされています。
小型の体を利用して、草や低い植物の間をすばやく移動します。
ホシフクサマウスは、アフリカのサバンナ、草原、低木地、森林周辺など幅広い環境を利用します。
西アフリカの調査では、ゾウ草が生い茂るサバンナやシロアリ塚周辺などで確認されています。
分布域はアフリカ中部・西部を中心に広く、ギニア、シエラレオネ、ガーナ、ナイジェリア、カメルーン、コンゴ民主共和国などから、東アフリカのケニア、タンザニア、ウガンダ、ザンビアなどにも及びます。
食性は植物を中心としており、草、果実、根、柔らかな種子などを利用します。
植物だけでなく、昆虫などの小型動物も食べることがあります。
小型の体と縞模様は、草が密生した環境で暮らすうえで役立つ特徴です。
草の茎や葉の間を移動すると、背中の縞や体側の淡色斑が周囲の光と影に紛れやすくなります。
草原を移動するときには、長い尾を持つ特徴的なシルエットを見せます。
体とほぼ同じ長さの尾が後方へ伸びるため、一般的な小型ネズミとは少し違った印象があります。
メスはおよそ168日で性成熟に達し、妊娠期間は約25日とされています。
1回の出産で生まれる子どもの数は平均約4〜5匹と報告されています。
ホシフクサマウスは、野生下では最初の繁殖期を大きく越えて生きる個体が少ないとされています。
一方、飼育下ではより長く生きることがあり、飼育記録では4.8歳まで生存した例が報告されています。
ホシフクサマウスは、アフリカのサバンナや草原に暮らす小型の齧歯類です。
黒褐色の背中には淡い縦縞が入り、体側には小さな淡色斑が並びます。腹側は白っぽく、体と同じくらい長い尾を持つのも特徴です。
草や種子、果実などを食べながら草むらを移動し、昆虫なども利用します。
縞模様と斑点が美しい小さな体でアフリカの草原を駆け抜ける――ホシフクサマウスは、草むらに溶け込みながら暮らす個性的なアフリカの齧歯類です。