
目次
静岡県榛原郡吉田町で古くから親しまれてきた「ぼくめし」。
細かく切ったウナギとごぼうを甘辛く煮込み、炊きたてのご飯に混ぜ合わせた郷土料理です。
ウナギの濃厚なうまみと、ごぼうの豊かな香り、甘辛い醤油の味わいが特徴で、養鰻場のまかない料理として生まれました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
名称:ぼくめし 地域:静岡県榛原郡吉田町・大井川流域 種類:郷土料理・混ぜご飯 主な材料:ウナギ、ごぼう、米、いんげん、醤油、砂糖、酒 味:ウナギのうまみと甘辛い醤油の風味 特徴:ウナギとごぼうを煮てご飯に混ぜる 食べ方:混ぜご飯、祭りや祝い事の料理 伝統:養鰻場のまかない料理から生まれた郷土食
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最大の特徴は、ウナギとごぼうを甘辛く煮込み、ご飯全体にうまみを染み込ませることです。
ウナギの脂のコクとごぼうの香りが調和し、一般的なうな重とは異なる素朴な味わいを楽しめます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
吉田町では大正時代、大井川の洪水で稲作が難しくなった土地を利用して、ウナギの養殖が始まりました。
当時、太く育ちすぎて商品にならなかったウナギを、養鰻場のまかない料理に利用したことが始まりとされています。
名前は、太い杭を意味する**「木杭(ぼっくい)」**に由来するといわれています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウナギの白焼きを蒸して細かく切り、ささがきにしたごぼうと一緒に醤油、砂糖、酒などで煮込みます。
煮汁が少なくなったところで炊きたてのご飯に混ぜ合わせ、いんげんや白ごま、錦糸卵などを添えて仕上げます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ぼくめしは、静岡県吉田町に伝わる伝統的な混ぜご飯です。
ウナギとごぼうの豊かなうまみに、養鰻業の歴史と食材を無駄なく生かす人々の知恵が息づく郷土の味です。