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三重県志摩市や鳥羽市を中心とする伊勢志摩地域で古くから親しまれてきた「てこねずし」。
新鮮なカツオやマグロの赤身を醤油だれに漬け込み、酢飯と合わせて青じそやしょうが、刻み海苔などを散らした郷土料理です。
カツオの濃厚なうまみと甘辛い醤油だれ、酢飯の爽やかな酸味が特徴で、漁師の船上料理として受け継がれてきました。
名称:てこねずし(手こね寿司)
別名:てこね寿司・手捏ね寿司
地域:三重県志摩市・鳥羽市・伊勢志摩地域
種類:郷土料理・魚料理・寿司料理
主な材料:カツオ、マグロ、米、酢、醤油、砂糖、みりん、青じそ、しょうが
味:魚の濃厚なうまみと甘辛い醤油の風味
特徴:醤油だれに漬けた魚を酢飯と合わせる
食べ方:家庭料理、祝い膳、おもてなし料理
時期:通年(特にカツオの旬)
伝統:伊勢志摩の漁師文化から生まれた郷土料理
最大の特徴は、醤油だれに漬け込んだカツオやマグロを酢飯と合わせることです。
魚のうまみが酢飯に染み込み、青じそやしょうがの爽やかな香りが味わいを引き立てます。
大きな寿司桶に盛り付け、家族や大勢の人々で取り分けて食べることも特徴です。
てこねずしは、伊勢志摩地方の漁師が船上で作った料理が始まりと伝えられています。
忙しい漁の合間に、獲れたてのカツオを醤油に漬け、ご飯と手で混ぜ合わせて食べたことから「てこねずし」と呼ばれるようになりました。
明治時代には漁師の家庭にも広まり、祭りや来客時のおもてなし料理として定着しました。
2025年度には文化庁の「100年フード」に認定され、有識者特別賞も受賞しました。
カツオやマグロを薄くそぎ切りにし、醤油、砂糖、みりんなどを合わせたたれに漬け込みます。
炊きたてのご飯に合わせ酢を混ぜ、酢飯を作ります。
漬け込んだ魚を酢飯に混ぜるか、上に並べて盛り付けます。
仕上げに青じそ、しょうが、刻み海苔などを散らせば完成です。
てこねずしは、三重県伊勢志摩地域に伝わる伝統的な郷土料理です。
カツオの濃厚なうまみと酢飯の爽やかな味わいに、熊野灘の豊かな海の恵みと漁師たちの暮らしの知恵が息づく伝統の味です。