
目次
岐阜県大垣市を中心とする西濃地域や、中濃・岐阜地域で古くから親しまれてきた「柿なます」。
大根と人参の紅白なますに、細く切った干し柿を加え、甘酢で和えた郷土料理です。
干し柿の自然な甘みと大根のシャキシャキした食感、爽やかな酸味が特徴で、正月料理として受け継がれてきました。
名称:柿なます(かきなます)
地域:岐阜県西濃・中濃・岐阜地域
種類:郷土料理・野菜料理・酢の物
主な材料:干し柿、大根、人参、酢、砂糖、塩
味:干し柿の甘みと甘酢の爽やかな酸味
特徴:紅白なますに干し柿を加える
食べ方:正月料理、副菜、箸休め
旬:冬(12月〜翌年1月頃)
伝統:岐阜の正月に受け継がれる家庭料理
最大の特徴は、紅白なますに甘い干し柿を加えることです。
干し柿の濃厚な甘みが酢の酸味を和らげ、まろやかな味わいに仕上がります。
白い大根、赤い人参、橙色の干し柿が美しい彩りを生み出します。
岐阜県は全国有数の柿の産地で、「富有柿」発祥の地として知られています。
美濃加茂市の「堂上蜂屋柿」や山県市の「伊自良大実柿」など、伝統的な干し柿文化も受け継がれています。
柿なますは、新鮮な野菜や果物が乏しい冬の貴重な栄養源として親しまれ、大垣市周辺では正月料理として定着しました。
大根と人参を細切りにし、塩を振ってしんなりさせ、水気を絞ります。
酢、砂糖、塩を合わせた甘酢で和え、食べる少し前に細く切った干し柿を加えます。
味をなじませて器に盛り付ければ完成です。
柿なますは、岐阜県西濃・中濃・岐阜地域に伝わる伝統的な郷土料理です。
干し柿の優しい甘みと爽やかな酸味に、柿の恵みを大切にする岐阜の暮らしと正月の食文化が息づく伝統の味です。