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福井県池田町や大野市など、県内各地で古くから親しまれてきた「ほうば飯(ほうばめし)」。
炊きたてのご飯に砂糖入りのきな粉をまぶし、大きな朴葉で包んでなじませた郷土料理です。
朴葉の爽やかな香りと、きな粉の香ばしさ、ご飯の優しい甘みが特徴で、田植えの祝い料理として受け継がれてきました。
名称:ほうば飯(ほうばめし)
別名:ほお葉飯・朴葉飯
地域:福井県全域(池田町など)
種類:郷土料理・米料理・行事食
主な材料:ご飯、朴葉、きな粉、砂糖、塩
味:きな粉の香ばしさと優しい甘み
特徴:熱々のご飯を朴葉で包んで香りを移す
食べ方:田植えの祝い料理、農作業の合間の軽食
旬:5月上旬〜下旬頃
伝統:田植えを終えた祝い「さつきあげ」の行事食
最大の特徴は、2枚の朴葉を十字に重ね、きな粉を挟んだご飯を包むことです。
熱いご飯を包んで軽く重石をのせると、朴葉の香りが移り、独特の風味に仕上がります。
葉は包装材の役割も果たし、持ち運びにも便利でした。
福井県では、田植えが終わると「さつきあげ」と呼ばれる祝いの行事が行われてきました。
ほうば飯は、その際のごちそうや農作業中の軽食として作られていました。
きな粉は稲の花粉に似ていることから、豊作を願う意味が込められていたといわれています。
朴葉を水に浸してアクを抜き、水気を拭き取ります。
2枚の葉を十字に重ね、砂糖と塩を混ぜたきな粉、炊きたてのご飯、きな粉の順にのせます。
葉を折りたたんで包み、軽く重石をのせて香りをなじませれば完成です。
ほうば飯は、福井県に伝わる伝統的な郷土料理です。
朴葉の爽やかな香りときな粉の優しい甘みに、豊作を願う人々の思いと福井の農村文化が息づく伝統の味です。